テトリス日和 | 生きてての感想

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Posted by 橋本冬夏 on  | 

5月5日

5月5日の早朝、愛犬が天国に行きました。

急な病気でした。

その日はコミティアでした。
私の中で「行かない」という選択肢はなかったので、普通にサークルとして参加してきました。
でもコミティアのことはよく思い出せなくて、普通ではなかったのかもしれません。
友だちと別れて会場から出た瞬間、どっと涙が溢れてきました。
家に帰りたくない、受け止めたくない、夢だったらいいのにと思いました。

家に着いたら、箱に入って横になっていました。
眠っているみたいでした。不謹慎かもしれませんが、本当にかわいい姿でした。
「ああ、夢じゃなかったんだな」と思うと同時に、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
寂しがり屋な犬だったので、最後に一緒にいられなかったことがとても心残りです。
9歳です。苦しかったと思います。もっと一緒に生きたかったです。

その日の夕方に火葬場へ向かいました。緑があっていい場所でした。
あんなにかわいらしい形をしたものが、私が毎日抱きしめてきた体が、
焼却炉の中に入っていきました。
熱いんじゃないか、痛いんじゃないか、そんなことを考えながら待っていました。
1時間後に出てきた姿は、真っ白い骨でした。
抜け毛で家族を悩ませた、ふわふわな毛はどこに行ったんだろう。
つんつんされると冷たい湿った鼻はどこに行ったんだろう。
私がいっぱい写真に撮った大好きな肉球はどこに行ったんだろう。
その時初めて剥製にでもした方がよかったんじゃないかと思うほど、肉体にも愛着があったんだと気付きました。
だから、博物館にあるみたいな真っ白い骨になってしまった時は少しショックでした。
目に見えたものがなくなって、代わりに残ったのは骨という普段見えないものでした。

火葬場から出ると、その日はすごく綺麗な夕日だったんです。
私はオレンジ色の空を見た時、愛犬のあの赤い毛は空に行って溶けたんだと思いました。
鼻も、肉球も、目も、行方が分からなくなったのではなく、この世界に溶けたのです。
この世界がある限り、ずっと一緒にいられるんだなと、そう思いました。

ユーモアのある、優しいかわいい子でした。
変わり者で、その分とても賢い子でした。
夜更かしな私の一番の夜の友だちで、夜はよく一緒にいました。
私の話を受け止めてくれていると感じながら、よくおしゃべりをしました。
焼き魚の日は、魚の血合いをもらえるのをきらきらした目をしてお座りして待っていました。
帰るといつもお気に入りのおもちゃをくわえて笑顔で出迎えてくれました。
今は、日が経つうち、泣く回数が減っていくのと一緒に、
体の柔らかさも、寄りかかられた時の重さも、おねだりする時の声も、
忘れていくような気がして怖い。
とてもとても寂しい。でもその寂しさすら愛おしかったり。
だから私はまだその寂しさにもう少し浸かってていたいくらい。
色んな思い出がいっぱいあって、全部ここには書ききれない。
最初から最後まで、こんなにずっと大好きだった存在なんて他にいない。
最後に一人ぼっちにさせてごめんね。
次生まれてくる時は、健康で長生きして、周りから愛されて、どうかお幸せに。
わがままいうと、また赤ちゃんから飼いたいなーなんて。
天国にいるあなたに最上級のありがとうを送ります。
ありがとう!

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